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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.178 2026.08.01(日)高橋実

システムはまた買えるが、データは買い戻せない

お世話になります。
の高橋です。

システムの入れ替えの際、
「旧システムのデータは移行せず、新規でスタートしましょう」
「過去7年分もあれば十分でしょう」
といった提案をするベンダーがいます。
データ移行は面倒で費用もかかる、維持費もかさむ、
古いデータは汚れている、などなど。

上記は一見もっともらしく、ある種合理性はあるのですが、
弊所はこの提案とは真っ向から逆のスタンスです。
システム移行のキモは、データをすべて移行できるか?にかかっています。
データは御社のノウハウが詰まった資産だからです。

どのお客に、いつ、何を、いくらで売ったか?
あのトラブルのとき、どう備考を記入したか?
何年もかけて従業員が蓄積してきたその記録は、
買い戻しの利かない、御社だけの歴史そのものです。

システムはただの器であり、道具ですから
寿命が来れば、あるいは気に入らなくなれば、買い替えればよいです。
しかし中身のデータは違います。
過去のデータが失われると、あとから金をいくら積んでも買い戻せません。

データ移行には費用がかかりますが
「過去何年分の資産を守るための費用」と捉えることもできます。
これからシステムの入れ替えを検討される社長さんは、
機能や画面の話の前に、まずこう訊いてみられることをお勧めします。
「いまのデータは、全部移行できますか?」

上記、システムの入れ替えやベンダー選定の参考になれば幸いです。
本日もお疲れさまでした。

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