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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.141 2023.07.28(土)高橋実

優れた社内SEが、社内SEのいらない社風を作る

お世話になります。
の、高橋です。

社内SEの役割は企業により様々です。
単に「パソコンに一番詳しい兄ちゃん」という立ち位置の場合もあれば
ソリューション選定導入、ソフト開発、第三者認証の取得更新など
多人数で複雑な業務を担っている場合もあります。

いずれにしても社内SE業務は
・標準化(評価や対処などのルール定義、仕事のやり方を決める)
・教育(他の従業員に上記を伝達する、マニュアルを作成する、など)
・自動化(突発的な他者のヘルプなしに仕事が回るようにする)
といった要素を含むため
社内SEが優れていれば優れているほど
社内SEは誰にも頼られることがなくなります。

ルールが完全に近いほど誰でも仕事ができるようになり
マニュアルが充実するにしたがってトラブルも減少し
習熟が進むとヘルプデスクの出番はなくなり
やがて社内SEはヒマになります。
ここに、仕事を頑張れば頑張るほどに仕事を失う社内SEの悲哀があります。

その後社内SE個人がたどる道は
・精力的にカイゼン点、課題を発見し続ける
・必要なく自分の仕事をわざわざ作ろうとする(職域防衛)
・他の職種を兼任するようになる
など企業文化や社内SE個人の性質により異なりますがそれは余談として

新たに社内SEを雇用あるいは配属される場合は
上記の将来起こりうる「社内SEの悲哀」にご留意のうえ
社風の変化に沿った采配を随時なさるよう、お勧め申し上げます。

本日もお疲れさまでした。

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