お世話になります。
の、高橋です。
社内SEの役割は企業により様々です。
単に「パソコンに一番詳しい兄ちゃん」という立ち位置の場合もあれば
ソリューション選定導入、ソフト開発、第三者認証の取得更新など
多人数で複雑な業務を担っている場合もあります。
いずれにしても社内SE業務は
・標準化(評価や対処などのルール定義、仕事のやり方を決める)
・教育(他の従業員に上記を伝達する、マニュアルを作成する、など)
・自動化(突発的な他者のヘルプなしに仕事が回るようにする)
といった要素を含むため
社内SEが優れていれば優れているほど
社内SEは誰にも頼られることがなくなります。
ルールが完全に近いほど誰でも仕事ができるようになり
マニュアルが充実するにしたがってトラブルも減少し
習熟が進むとヘルプデスクの出番はなくなり
やがて社内SEはヒマになります。
ここに、仕事を頑張れば頑張るほどに仕事を失う社内SEの悲哀があります。
その後社内SE個人がたどる道は
・精力的にカイゼン点、課題を発見し続ける
・必要なく自分の仕事をわざわざ作ろうとする(職域防衛)
・他の職種を兼任するようになる
など企業文化や社内SE個人の性質により異なりますがそれは余談として
新たに社内SEを雇用あるいは配属される場合は
上記の将来起こりうる「社内SEの悲哀」にご留意のうえ
社風の変化に沿った采配を随時なさるよう、お勧め申し上げます。
本日もお疲れさまでした。
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