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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.140 2023.06.26(火)高橋実

「空白は埋めたくなる」という人情

お世話になります。
の、高橋です。

システムを内作されるとき、どのような項目をいくつ用意すべきか?
その定義で大変悩まれることと思います。

システムとは何もAccessで内作される大規模なもの、に限らず
Excelに取引のデータを転記しまとめる、という「ちょっとしたもの」も含みます。
機能の大小にかかわらず、それに内包する項目数の定義は製作の勘所です。

システムの項目の数は、できる限り少なく定義することをお勧めします。
その理由は「空白は埋めたくなる」という人情にあります。

内作されたシステムが社内に浸透すればするほど、
多くの従業員が、つまりシステムの仕様全容を把握していない人間が
そのシステムを使い、あらかじめ定義されたフォームへ入力するようになります。

システム仕様を把握していない入力者の心理としては、
「未入力があると、エラーの原因になるのではないか」
「あとで誰かに指摘されるのではないか」
「なんとなく空白で置いておくのは気持ち悪い」
その項目の重要性の大小にかかわらず、
空白の項目があると据わり悪く感じてしまうのが人情です。

フォームに入力できる項目は、多ければ多いほど
入力にかかる時間数が増大します。
機能としては任意項目であったとしても、
仕様を知らぬ人間には必須項目として見えてしまうものです。

システムの項目数は、できる限り少なく定義されるのがよいでしょう。

本日もお疲れさまでした。

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