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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.109 2021.01.01(土)高橋実

パソコンのソフトを使って従業員の労働状況を監視するのはお勧めしません

お世話になります。
の、高橋です。

知り合いのデスクワーカー(クリエイターです)から聞いた話です。
その会社では、以下のような「従業員監視のソフト」が稼働しているそうです。
 ・各従業員が使うノートパソコンにソフトが常駐している
 ・そのソフトは、一定時間おきに「写真」を撮って上司に送る
  (ノートパソコンについているカメラで自動的に撮影するそうです)
 ・そのソフトは、ノートパソコンの使用状況(マウス、キーボード、開いている画面の名前など)
  のレポートを毎日作成し、上司に自動的に送る
 ・上司は、そのソフトから送られてくるレポートを毎日確認する
 ・その上司のパソコンにも同じソフトが入っている

その結果なにが起こったかというと
 ・プログラムのできる同僚が、「そのソフトの目を誤魔化す」というソフトを作った
 ・カメラに映る画像は偽造のものに自動的に置き換えられる
 ・マウス、キーボード、画面の操作ログを自動的に捏造する
 ・その誤魔化しソフトがヒラ社員の間で大流行り
 ・上司も同じ誤魔化しソフトをいつの間にか使うようになった

警備をかいくぐるルパン三世の映画みたいな話ですね。
全員、業務時間を使って泥棒ごっこに勤しんでいます。

もとはと言えば「パソコンに何かしらソフトを入れれば簡単に監視ができる」と思っている
社長さん(か、社内SE)の考えが甘いです。

勤務態度の良し悪しは、目を見て話せばわかるでしょうに。
サボりを防ぐそのやり方の手を抜いているなんて、まったく世話のない話です。

本日もお疲れさまでした。

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