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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.106 2020.11.05(金)高橋実

Web会議でトチると営業マンにナメられる

お世話になります。
の、高橋です。

ある企業さんの社内SEとして、システムの打ち合わせに参加したときのお話です。

その打ち合わせはオンライン(Zoom)で行われました。

事前にシステム営業マンから案内メールが来るので、記載のURLに各自アクセスして
開かれたミーティングスペースに参加するという形です。
これがなかなかにうまくいかず、結局延期になってしまいました。

──

「オンライン打ち合わせはカンタンにできます」と営業マンは言いますが
これはただの営業文句であり、本当は難所がいくつかあります。
こちらがその難所を超えるITリテラシーを持っているか、
営業マンはこちらのことを値踏みする一つの手段として
「オンラインはカンタン」と言うんですね。

営業マンにナメられないよう、オンラインミーティングを行うに当たっては
以下の注意点を確認し、社内でテストしておくことをお勧めします。
Zoomでのやり方を書きますが、流れとしては他のミーティングソフトでも同様です。

①パソコン内にソフトウェアのインストールが必要
 ZoomであればZoomのソフトウェアを、事前にインストールしておくことが必要です。
 一度でも招待のリンク(URL)にアクセスすればほぼ自動でインストールができますので
 社内で互いに一度招待し合えばこのステップはクリアできます。
 ぶっつけ本番でこのステップを踏むと、相手を待たせることになります。

②Macの場合はZoomのソフトウェアに対して権限の許可が必要
 Macは少し厄介です。Windowsであればこの点はスムーズです。
 Zoomのソフトウェアをインストール後、Macの設定画面から
 Zoomのソフトウェアに対するプライバシー(マイクやカメラ)の許可設定を
 行う必要があります。
 よほどMacになれた方でない限り、ぶっつけ本番では無理でしょう。

③「コンピュータのオーディオで参加」という意味不明な言葉
 「コンピュータのオーディオ」とは、
 自分のパソコンに搭載されているスピーカーとマイクのことです。
 これは、
  ・自分のパソコンから音を鳴らしてよいですか?
  ・自分のパソコンで自分の声を記録し、相手に届けてよいですか?
 という意味の言葉です。
 Zoomを操作し、上記2つの許可をZoomのソフトウェアに与えてやる必要があります。
 「コンピューターのオーディオで参加」をONにしないと、
 相手の声が聞こえず、自分の声が相手に届きません。

④「画面共有をしてもらってよいですか?」という依頼に応える
 「画面共有」とは、
 自分のパソコンに映っている画面(自分で開いているExcelなど)を
 リアルタイムで相手のパソコン上に表示するための機能です。
 相手は自分の画面が見えるようになりますが、相手は自分の画面を操作することはできません。
 自分の画面を操作できるのは自分だけです。

⑤ハウリング等対策
 隣同士のパソコンでそれぞれ同じミーティングに参加すると、
 お互いの声が同時入力されて相手が聞き取りづらくなります。
 喋らないときはミュート(自分のマイクをOFFにする)にして、
 喋るときだけミュートを解除するこまめな操作が必要です。

⑥ミーティングのレコーディング(オプション)
 主催者が許可していれば、ミーティング内容は動画で記録でき、あとで見返すことができます。
 録画したいときは主催者に「レコーディングを許可してくれ」と伝え、
 「許可しました」と言われてから録画操作を行います。
 ミーティング終了後、動画ファイルが生成されます(時間がかかる)
 ※主催者側は、参加者一覧の詳細で「レコーディングを許可する」という操作が必要

⑦相手に表示される自分の名前(オプション)
 相手の画面には、自分の名前がカメラ画像の下部に表示されます。
 この表示名はいつでも編集可能です。

⑧一定時間数制限(オプション)
 Zoomは無料版だと、「3人以上でのミーティングは一定時間数で強制終了」という仕様があります。
 該当する場合、主催者は終了後にミーティングを再開催する必要があり、
 参加者は再開催されたミーティングに再入場する必要があります。

上記①~⑤について、主催者側と参加者側に分かれて社内訓練を慣れるまでしておけば、
本番で慌てることは無くなるでしょう。
試しにやってみてください。

本日もお疲れさまでした。

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