お世話になります。
の、高橋です。
「ウィンドウズのサポート期限が終了したらどうなる?」
と質問をいただくことは多いです。
以下にその注意点などを簡単に記します。
・パソコンがすぐに使えなくなるわけではない
サポート期限を迎えたからといって、
「電源が入れられなくなる」「画面が真っ黒になる」
ということはありません。
何も壊れていなければ、大体はそれまでと同じように使えます。
・脆弱性
ウイルスを作る人たちは、
「あるパソコンに対して
特定のパケット(通信データ、0と1の特別な組み合わせ)を送信すれば、
そのパソコンを意のままに操れるようになる」
というウイルスを作り、世界中にあるWindowsが入ったパソコンに配布します。
ウイルスはパソコンの「弱点」を突きます。
この弱点のことを「脆弱性(ぜいじゃくせい)」といいます。
脆弱性は、俗に「穴」と呼んだりもします。
(カタカナだと「セキュリティホール」と呼ぶ)
・よくあるセキュリティ更新の話
Windowsを作っているMicrosoftは、上記の脆弱性を発見次第、
WindowsUpdateによってその穴を塞ぐための努力をしています。
サポート期限を迎えたパソコンは、
上記の「脆弱性」の穴を塞ぐための更新が受けられなくなります。
・インターネットが関係ないパソコンなら無問題
インターネットにつながらない環境で動作させているパソコンは、
外部からの侵入が無いため、古いWindowsでも大丈夫であることがほとんどです。
・機器の調達の問題
たとえばWindows7で動作する業務環境を構築した場合、
その環境の維持にはWindows7のパソコンを用意し続ける必要があります。
既に家電量販店だとWindows10しか売ってないので、
その点は年々調達の難易度が上がるといえます。
いざパソコンが壊れてから「調達できない」では困りますので、
古いOSの調達ルートはあらかじめ確保しておくのが良いかもしれません。
・銀行などのシステムが使えない
銀行や大手取引先のWebサイトに突如アクセスできなくなる
というケースはあり得ますし、実際よく耳にします。
大きい企業との窓口となる業務に使うパソコンは、
サポート期限内のものを使うという心掛けが必要でしょう。
・業務システムが使えない(レアケース)
「サポート期限を迎えると業務システムが立ち上がらなくなる」
これはケースとしては聞いたことがありませんが、
技術的にはプログラムの組み方次第で
自動チェックと自動排除が可能です。
※上記いずれにしても、各問合せ先に電話一本で聞くことができる内容ばかりです。
トラブルがあってからでは遅いので、気になるなら何もないうちに確認しておきましょう。
本日もお疲れさまでした。
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