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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.90 2019.05.02(金)高橋実

離職や担当替えの激しいシステム屋とは付き合わない方がいい

お世話になります。
の、高橋です。

業務システムの構築を行う際、各システム屋において
「設計書」という書類の作成がなされることがあります。

設計書とは、それぞれの機能をどのように作り、どう連結させるかを示した書類のことです。

システムの設計書は、システム構築作業の効率化・精密化のためだけでなく
そのシステムの保守や機能拡張の際にも役立つものです。

ただし、設計書には、システムのすべてを記述することはできません。

なぜこのような機能が製作されたか?
誰の想い(誰の不便に対処するもの)であるか?
他の方法ではなぜダメだったのか?
従来は誰がどのように管理・把握していたか?
確定仕様に至るまでの仕様案の経緯は?ボツ案のボツとなった理由は?

システムそれ自体はコンピューター・プログラムの塊です。
しかし、元を辿れば社長さんや各従業員、取引先、
そしてシステムを設計したエンジニアの想いと、
各者議論による成果物がシステムである、ともいえます。

人間に関することは完全な図表化・言語化が不可能であるため、
図や文字で表現する設計書はシステムの完全な資料とはなり得ないのです。

設計書がついていようがなかろうが
システムは人で成り立っています。
担当がコロコロ変わるシステムはいずれ腐ってゆくでしょう。

本日もお疲れさまでした。

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