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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.84 2018.05.16(木)高橋実

過剰なBCP対策により事業が継続できぬというお笑い

お世話になります。
の、高橋です。

IT業界でBCPが叫ばれるようになったのは、9.11のテロ以降のことであるそうです。
(BCPとは災害対策のことで、地震等が来たらどうなる・どうするを事前に決めておく計画のことです。)

銀行が企業に対して要求するBCPには、「カネを借りてくれ」という思惑を一部含みます。
カネを借りるのは悪くありませんが、勧め通りにBCPに資金投入するのは冷静に判断すべきです。

システム屋の営業が主張するBCPは、「システムを買ってくれ」という思惑についてのタテマエです。
災害時にデータを失わぬのは安心といえますが、システム以外にも大事な資産はあるはずなので
優先度や対策のバランスを考えたうえで、IT-BCP投資は行うべきです。

そもそもBCPとアルファベットで表記するから難解になるのですが
本件は要するに「いかにして生き残り続けるか」であり、
そんなことわざわざ他人に言われなくても
世の社長さんは大体各自で考えているものです。
ヨソ様の営業文句やタテマエに騙されず、日頃の考えに沿った投資判断を行うようにしてください。

また、災害とは本来、政府のエライ人でも学者でも専門家でも予想できないようなものです。
大地震ひとつ取っても「想定通りの被害」なんて存在しなかったはずです。
本筋本業の経営と同じく、BCPは「自分で考える」「うまくいけば勝ち」「ヘタ打てば負け」です。
他人の言いなりにならぬよう、気を付けましょう。

本日もお疲れさまでした。

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