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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.83 2018.04.14(日)高橋実

システムの予算はどの程度が妥当か?

お世話になります。
の、高橋です。

IT投資の売上高に占める比率は、全業種平均で約1%と言われています。
例として、ある企業の売上高が10億円であるとすると、その1%は1,000万円です。
10億円企業は平均的にはIT予算を年間1,000万円持っている、ということですね。
(ここまでの情報であれば、軽く検索するといくつもヒットしますね)

ではその1,000万円を何に使っているのか?というと、
内訳はおおむね以下の通りとなります。

①システム構築費の5分の1
 システムを資産計上し、その耐用年数を5年として
 毎年20%(5分の1)の減価償却を行い、その額をIT投資として計上します。
 (例)システム構築費2,500万円÷5=500万円/年
 ※システム構築費の全額でないことに注意

②システムの保守料や利用料など、定期支払の年間分
 システムの使用にあたり、月額や年額など定期的に支払が発生するものは
 その年間当たりの費用をIT投資として計上します。
 (例)月のシステム保守費20万円×12=240万円/年

③パソコンなどのハードウェア費用
 その年度に購入したパソコンなどの費用総計です。
 (減価償却する物品については5分の1)
 パソコンなら1台あたり13~19万円といったところです。

④ITに関するコンサルフィーなど(あれば)

上記の①~④の合計が、主にIT投資として扱われます。

こうしてみると、「平均的」なIT投資を行うだけでも、
資金繰りを相当に工夫せねばならぬことがわかります。
IT投資で会社が傾くのは本末転倒となるので、構築費が大きく感じられる場合は
優先度に応じて安価なシステムで試験導入を行ったり、
あるいはリース契約を行うなど金融面の工夫をされることをお勧めします。

本日もお疲れさまでした。

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