お世話になります。
の、高橋です。
システムは、神様が創った魔法ではなく、
物理法則の組み合わせ(テクノロジー)と人間関係(コミュニケーション)の集合体です。
結局はハードもソフトも人間が組み上げるものなので
永久にトラブルゼロで動き続けるシステムは世に存在しません。
経年劣化、設計の陳腐化、コミュニケーションミスやノウハウ紛失などのヒューマンエラー、など、
どのようなシステムであっても毎年トラブルの種は増え続けるものです。
そのため、システムの運用を長期間行うのであれば「○○が発生したら、どうするか」という
事前の対策を決めておくのが望ましいです。
・物理的な損傷、経年劣化の対策
⇒破損の際のメーカー連絡先やシリアル番号をハードウェアにマジックで書いておく、
保守部品の供給が無くなる前に予防交換(リプレース)しておく、など
・ノウハウ紛失の対策
⇒作業記録や議事録の保管、業務のマニュアル化を行う
(従業員の「頭の中だけ」にあるこれら情報は、退職の際に失われます)
・原因切り分けの迅速化
⇒ハードか、ソフトか、ネットワークか、人間か?
トラブルの根本原因がどこにありそうかを素早く見極める方策の策定を行う
ただし、どのようなシステムにも完璧なトラブル対策が必要かというと、そうではありません。
「このシステムが止まると会社はどうなるか?」という重要度に応じて、
各種リスク対策の軽重を考えることをお勧めします。
本日もお疲れさまでした。
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