お世話になります。
の、高橋です。
先日、同業者のあるシステム屋A社から伝え聞いた
システム構築とその後の体験談をお伝えします。
そのシステム屋A社は、
顧客となった営業先の企業B社より、システム構築の依頼を受け、
B社の担当従業員とシステム詳細についての打ち合わせを行いました。
B社のシステム担当従業員は
「元・現場作業員」かつ「現・システム担当者」です。
システム屋A社はそのB社担当の経歴に期待を寄せて(※注釈)
打ち合わせとシステムの詳細設計を開始しました。
しかし、B社担当者は
「現場のことがわからない」
「誰に聞いたらいいかわからない」
「機能の要不要が判断できない」
「パソコン関係が滅法苦手である」
と、要所要所で主張を繰り返しました。
その後、経緯は一部省略しますが
・納期が当初予想の約2倍となった
・予算が当初の約1.8倍となった
・構築した機能のうち約45%が未使用のまま5年後の更新を迎えた
という顛末となったそうです。
※注釈、システム屋A社が顧客B社担当の経歴に期待を寄せた理由
一般的に、「元・現場作業員」というシステム担当者は
・業界あるいはその企業ならではのルールを体験している
・現場や顧客の問題点をある程度把握している
・特定のテーマに精通する別の従業員とコネクション(人間関係)がある
・ロジカルシンキングがある程度可能である
という要素を兼ね備えることが多いため
システム屋から見ると「頼りになる存在」と映りがちです。
笑えない笑い話でした。
本日もお疲れさまでした。
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