お世話になります。
の、高橋です。
勤怠管理などのよくあるパッケージ・システムであればともかく、
セミオーダーあるいはフルオーダーで構築するシステムは
「相場」「価格の妥当性」がとても見えにくいものです。
だからといって、システム屋の営業マンに対して
その疑問をぶつけてしまうのは考え物です。
相手もそのような質疑は充分に想定しているため、
あらかじめ考えられたお決まりの営業文句にて回答されてしまい
結局よくわからないまま、決断を迫られてしまうのが関の山です。
不当に高額な費用を支払わないためには、
営業マンにそう聞くのでなく、
社長さん達独自の作戦武装が必要です。
以下に例示しますので、参考にしてみてください。
①他社システム屋に聞く
⇒相場を知るには相見積もりを取るのが有効です。
当て馬目的でも構わないので、勉強するつもりで
複数のシステム屋から価格について情報を得るようにします。
(※見積書やその内容を他社に公開するのは
規約・契約・下請法などに抵触する可能性があるので控えた方がよいです)
注意点としては、
「口頭で概算を聞く」でなく「正式な見積書を取得する」ようにしてください。
営業マンは、要件定義も無い状態での口頭概算については
不当に安値を告げることがあるため、
かえって相場観が失われてしまうことになります。
②将来の費用を今聞く
見積を取得する際には
「今後20年間での想定合計費用」について
書面で回答させることも有効です。
未来のことは誰にもわからないため、法的な拘束力は持ちませんが
担当のシステム屋に嫌われることなく、
プレッシャーをかけることが十分に可能です。
③先制して指値を提示する
システム屋から初回の見積が出てくる前に、
こちらから相場についての意見を示すことも有効です。
・他社パッケージの価格表
・「予算の上限がこれだけ」という指値
上記いずれの先制について、その正確性や妥当性に欠けていたとしても
初回の見積金額に大きな影響を与えることでしょう。
以上です。
本日もお疲れさまでした。
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