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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.42 2014.05.24(日)高橋実

「システムの相場がわからない」と、システムの営業に言ってはいけない

お世話になります。
の、高橋です。

勤怠管理などのよくあるパッケージ・システムであればともかく、
セミオーダーあるいはフルオーダーで構築するシステムは
「相場」「価格の妥当性」がとても見えにくいものです。

だからといって、システム屋の営業マンに対して
その疑問をぶつけてしまうのは考え物です。
相手もそのような質疑は充分に想定しているため、
あらかじめ考えられたお決まりの営業文句にて回答されてしまい
結局よくわからないまま、決断を迫られてしまうのが関の山です。

不当に高額な費用を支払わないためには、
営業マンにそう聞くのでなく、
社長さん達独自の作戦武装が必要です。
以下に例示しますので、参考にしてみてください。

①他社システム屋に聞く
 ⇒相場を知るには相見積もりを取るのが有効です。
  当て馬目的でも構わないので、勉強するつもりで
  複数のシステム屋から価格について情報を得るようにします。
  (※見積書やその内容を他社に公開するのは
   規約・契約・下請法などに抵触する可能性があるので控えた方がよいです)

  注意点としては、
  「口頭で概算を聞く」でなく「正式な見積書を取得する」ようにしてください。
  営業マンは、要件定義も無い状態での口頭概算については
  不当に安値を告げることがあるため、
  かえって相場観が失われてしまうことになります。

②将来の費用を今聞く
  見積を取得する際には
  「今後20年間での想定合計費用」について
  書面で回答させることも有効です。
  未来のことは誰にもわからないため、法的な拘束力は持ちませんが
  担当のシステム屋に嫌われることなく、
  プレッシャーをかけることが十分に可能です。

③先制して指値を提示する
  システム屋から初回の見積が出てくる前に、
  こちらから相場についての意見を示すことも有効です。
   ・他社パッケージの価格表
   ・「予算の上限がこれだけ」という指値
  上記いずれの先制について、その正確性や妥当性に欠けていたとしても
  初回の見積金額に大きな影響を与えることでしょう。

以上です。
本日もお疲れさまでした。

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