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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.41 2014.05.07(木)高橋実

価値が劣化するシステム、劣化しないシステム、向上するシステム、の違い

お世話になります。
の、高橋です。

「システムは必ず更新あるいは刷新をしないといけないものなのか?」
数多くの社長さんがこの疑問をお持ちであると思います。

この問題は、決して専門的なものではありません。
システムのプロフェッショナルでない方でも、充分に推測ができるものであると、
私たちは考えております。

推測のための観点をいくつかご紹介します。

観点①本当に動かないのであれば買い替える
 車でもコピー機でも、動かなくなれば破棄か買い替えをせねばならない
 これは当然のことであり、システムについても同じ観点が適用できます。

 具体的には以下のような問題が発生したら、買い替えを検討すべきです。
  ・システムが起動しない、エラーが頻発する
  ・システムの動作が遅すぎる(機械の不調や、データの増えすぎなど)
  ・保守者が存在せず、不具合などの対応が不可能である

観点②新規制に対応できない
 車もシステムも、対応する法律による規制があります。
 車なら排ガス、塗料なら有機溶剤、
 システムであれば税制の変更などが該当します。
 新たな規制への対応が難しいシステムは
 早期に刷新を検討すべきでしょう。

観点③周辺機器が調達できない
 あまりに古すぎる車や産業機械は、
 保守部品や周辺機器が手に入らなくなり
 いずれ廃棄か買い替えの検討を行うことになります。

 システムに関して必要な機器は「パソコン」「プリンター」など
 システムに対して入出力を行うのに必要な装置のことです。
 パソコンは中身のOSが年々勝手に新しくなりますが、
 システムの方はというと、
 更新を行わない限り「対応しているOSの種類」が
 固定化されているものが多いです。

 「システムを動作させるには、古いパソコンを調達する必要がある」
 このような事態に陥っているシステムは、早期の刷新検討を行うことをお勧めします。

観点④現在の要望に耐えられない
 各企業に対して取引先が求めることは年々変化します。
 同じく、各企業内で運用しているシステムに対して従業員が求めることも
 年々変化をしてもおかしくはないはずです。
 システム以外での投資においても、
 そういった「時代」に応じたものとなるよう、日々お考えのことでしょう。

 システムは構築を行うそのときに機能の定義を行うものであり、
 将来の変化を見据えた機能を搭載することは(コスト的にも)難しいという実情があります。
  ・現在の要望に対応できるが、コストがかかりすぎる
  ・現在の要望に対応できない(保守人員の不足、技術的な問題、など)
  ・必ず対応しなければならない要望の有無、その実現性の有無
  ・対応ができるにせよ、できないにせよ、代替となる手段の有無
 といった観点で、本当にコストをかけて更新を行うべきか?の
 検討を行うようにしてください。

以上です。
本日もお疲れさまでした。

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