お世話になります。
の、高橋です。
わたしたちは、システムのお見積りの際、
値引きを一切行わないというルールを設けて提案活動を行っております。
本活動のルールは、すべてのお客様たる社長さんにお願いしていることです。
これは、BtoC(一般向け、小売りなど)のビジネスによくある
「ブランドやストーリーがある」などといった(わたしたちにおいては)身の程知らずな主張を行いたい、
というものではありません。
わたしたちが値引きを行わない理由を、以下に陳述します。
どうかご理解賜れれば幸いです。
1.良いシステム作りに専念したい
値付けは経営の根幹にて、価格交渉劇から逃げるのは良くないことですが
わたしたちは「システムのあるべき姿」「各企業さんにどのように貢献するか」
に集中することを是としています。
値付け自体は当然適切に行いますが、
それとは別に「価格交渉は二の次」と評価いただけるような
良いシステムづくりを行うことを第一義として努めております。
2.値引き幅はどうしても別の社長さんに負担させることになる
システムを製作するには相応の人件費や設備費を必要とします。
値引き幅はそのままわたしたちの負債となり、別件にて挽回する必要が生じます。
挽回する別件とは大抵「同じ企業さんに対する将来の別件」ではなく、「直近、同時期の別の企業さんに対する件」が該当します。
これは、わたしたちにも短期の資金繰り問題が存在し、
「特定企業の長期間取引で帳尻を合わせる」という戦略が実現しにくいためです。
上記事情により、企業Aに対して値引きを行うと、
その値引き幅を企業Bへの見積もりに「こっそり乗せる」必要が生じるため
わたしたちは値引きを行うことをお断り申し上げている次第です。
3.メンバーや外注が「めんどくさい」と漏らす
ビジネスにおいて「めんどくさい」という言葉遣いは大変不適切であり
お客様たる社長の皆さまに失礼極まりない表現となりますが
他に適した単語がわたしの不学にて見つからず、ご容赦いただければ幸いです。
本項は正直な内部事情としてお話するものであり、値引きを要請される社長さんを批判する目的で述べているものではありません。
前置きはさておき、価格交渉劇が発生すると、とたんに担当メンバーや外注が「めんどくさい」と漏らし始めます。
金銭主義のみで活動するメンバーや外注はいませんが、金銭報酬の精神的側面を無視するメンバーや外注がいないこともまた事実です。
そういった内部の人間を適切に取り扱い、よりよいシステムを製作したいと願う事情からも、
わたしたちは値引きを行うことをお断り申し上げている次第です。
以上で陳述を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
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