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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.36 2013.10.08(水)高橋実

企業のIT化と従業員のIT資格は何の関係もない(経営者が勉強から逃げている)

お世話になります。
の、高橋です。

「従業員にIT関連の資格を取得させたいが何がよいか」
「来期は情報系の専門学校から人を雇いたいがどう思うか」
と、社長さんよりご質問をいただくことがあります。

わたしたちとしては端的に
「資格と資質には何の関係もありません」と回答をしております。
本当は、「何の関係もない」ことはなく厳密には誤っているのですが、
認識を改めていただくためにこのような強い表現を用いることが多いです。

その資質があるのであれば、
資格を持たぬ従業員でも命令を適切に解釈し、業務を遂行できます。
その資質がないのであれば、
資格を持っている従業員でも命令が理解できず、運用は頓挫します。

「資格のみで資質がわかるような資格」は、とても(雇うための人件費が)高くつきます。
手当1万円~2万円が相場となる程度の資格では、
会社の業務上で資格保有者の在籍が一定数必要である、という場合を除いては
会社の役に立たぬ、というのが実情であるとわたしたちは考えています。

保有している資格でその従業員個人の資質の有無を判断するのは
とても難しく、危険です。

事実わたしたちも、メンバーを募る際や外注を選定する際に
資格については何も気にしていません。
「資格を保有しているか?」などの質問も行わないことがほとんどです。
メンバー間においてもお互いの資格はおろか学歴さえ知らない(場合もある)まま、日々の業務に従事しています。
ITにおいて、よほど高級なものでない限り、学位を含めた資格とは「所詮そんなもん」です。

上記の事情により、従業員に資格を求めるのはもったいないです。
同じコストをかけるなら、社長さん自身が日々の営業の合間で勉強して自分で資格取得された方が
よほど会社の為になるかと思います。

本日もお疲れさまでした。

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