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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.30 2013.06.10(火)高橋実

システム屋の当たりはずれは、医者の当たりはずれよりブレが大きい

お世話になります。
の、高橋です。

社長さんとの雑談で、「システム屋は当たりはずれが大きい」といったご意見をよく耳にします。
まことおっしゃる通りで、わたしたちがその「はずれ」に該当せぬよう、気を引き締める限りです。

システム屋の「当たりはずれ」は、以下の要素によるものと考えています。

1.技術の得意分野が、社長さんの意に沿わない
 「なんでもできます」と言ってはばからぬシステム屋は多いですが、
 本当に何でもできるシステム屋は大手含めて存在しません。
 各社必ず「得意分野」というものを持っています。
 Webサイトやホームページが得意、デスクトップ・アプリケーションが得意、
 スマートフォンが得意、機械操作(FA)が得意、デザインが得意、
 などなど、特化した技術を持っているのは良いことですが
 それが社長さんの願いと相性が良くなければ「はずれ」です。

2.日本語が通じない
 コミュニケーション能力に問題のあるシステム屋は存外多いです。
 これはシステム屋の担当者個人の問題である場合と、
 システム屋企業それ自体(経営方針)の問題である場合もあります。
 大手有名、超一流SIer企業のシステム・エンジニアであろうが、
 社長さんと適切な意思疎通ができなければ良いシステムは組めません。

3.見積もりが意味不明
 「人月単価」「プロジェクト(進行)管理費」「テスト設計費」など
 システムの見積もりには、「システムの見積もりならでは」の表現が多く、
 それらはもはや専門用語の域です。
 社長さん企業の業種によっては全く馴染みのない単語の羅列で見積書類が形成され
 こうなっては中身を読む気が失せます。
 (システム屋の意図がまさにそこにあるのですが)

4.提案の規模が大きすぎる
 「たったそれだけのことで、そこまでしないといけないのか?」
 と思わざるを得ないほどに大規模な機能群を持つシステムを提案してしまう、
 これもシステム屋の提案によくあることです。
 パッケージ売りのシステム屋ほどこの傾向が強いです。

5.対応があまりに遅すぎる(システム屋が忙しすぎる)
 「不具合の連絡を入れても1か月間は放置」
 「税制変更など納期必達の要望でさえ返答なし、なしのつぶて」
 といったグチもよく聞きます。
 問い合わせへの軽快なレスポンスは、システム屋の必須要件と考えます。

6.担当者の変更が頻繁すぎる
 大手システム屋ほどこの傾向が強いです。
 退職、異動、定期的(癒着防止)、非正規雇用、事情は様々ですが
 担当者が変わると過去の経緯が失われ、
 それを相手せねばならぬ社長さんとしては負荷が高くなります。

システム屋との付き合いは長くなるのが当たり前なので、
その選定は、慎重に行うことをお勧めします。

本日もお疲れさまでした。

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