お世話になります。
の、高橋です。
大体のケースにおいて、わたしたちは、
社長さんと1対1で
システムの打ち合わせをするように心がけています。
「システムは会社そのものの生き残り戦略のひとつである」と
捉え重用いただける企業さんが多いことを肌で感じているためです。
そのため、わたしたちは
基本的には社長さんにアポを頂くことが多いですが
時にはそうならない場合もあります。
・企業が(わたしたちのメインターゲット層より)大きい場合
・初回のご連絡や問い合わせがシステム部門やその担当者から行われた場合
・社長さんからそのように依頼があった場合
このようなときは社長さんがお相手でなく、
企業さんのシステム担当や現場(工場、営業など)の責任者との対話が
やりとりの主となります。
個々の企業の事情にもよりますが、
そういった「社長さんと会わせてもらいにくい企業さん」に限って、
社長はパソコンのことがわからないのだ
という思想(?)が従業員の間に定着しているものです。
要求仕様の実現が、どう考えても予算的に厳しいという見解になった場合
「実現は可能ですが予算オーバーです。今回は優先順位をつけて機能の削減を検討しましょう。」
とそのまま正直にお伝えしますが
前述の思想(?)が蔓延る企業さんからは、
「すみませんが、社長はパソコンのことがわからないので、
『その機能の実現は(単に、技術的に)できない』
という御解答を寄越してください」
と返事されます。
わたしたちがわたしたちの立場でその回答をしてしまうと、
「来期以降に継続投資、システム増強」という提案がおぼつきません。
せっかく良いご要望や設計があっても、実装はいつまでも部分的なままで、
継続的な改善活動の妨げとなってしまいます。
これは大切なシステムの設計の打ち合わせであるにもかかわらず
社長さんが完全に蚊帳の外に追いやられている形です。
社長さんへ、お忙しいのはよくわかりますが、
積極的に顔と口の両方をお出しになった方が
会社にとってよいシステムができると、わたしたちは確信しています。
社長さん、会社は従業員でなくあなたのものです。
同じく、システムも、従業員でなくあなたのものなのですから。
本日もお疲れさまでした。
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