logo

TEL:050-5236-3104※担当不在の場合は後ほど折り返しいたします

コラム一覧へ戻る

全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.162 2025.04.20(月)高橋実

メール・コミュニケーションのススメ

お世話になります。
の高橋です。

今回は初の試みとなりますが、「お客様の声」を原文ママで掲載し
少し注釈を添えることで、このコラムをご覧の皆様のお役に立ちたく思います。
本題、意図は表題の通りです。

--

(前略)
日頃からのAccessの面倒を見ていただき、本当にありがとうございます。
調子が悪くなった時やエラーの時、すぐに対応してくださって助かっていますしパソコンの詳しいことが分からない我々にも、内容を丁寧に教えていただき感謝しています。

特に感謝したいのは、「電話やFAXではなく、メールで連絡してください」とご指導いただいたことです。
当時全て取引先へは電話かFAXで連絡していましたから、「電話の方が早いだろう」「わざわざメールを打つ手間がかかる」などと社内で不満も出ておりました。
皆パソコン操作も不慣れでしたから。
渋々でしたがメールでの連絡に切り替えてみると、これが、おかげさまで思わぬ効果がありました。

まず、なぜかお問い合わせすることが必要な回数が年々減ってゆき、トラブルに見舞われる事態それ自体を抑えられるようになってゆきました。
前の業者様でも長年それは大変よくして頂いていましたが、そのようなことは到底ありませんでした。
理由が分かりませんが、メールを書く時に自分たちで内心一度事態を整理することになるからでしょうか。
また、トラブル発生やその対処法を当社内で情報共有するのが非常に簡単になりました。
以前は都度書類を作成して回覧していましたが、今はメールの転送で済むようになりました。

さらに、これがきっかけで他の取引先様とのやり取りも逐次メールに変えていきました。
取引先様含め皆覚えるまでは骨が折れましたが、今ではパソコンを使った仕事のやり方が少しは身についてきました。
当社の古い仕事のやり方を変える素晴らしい習慣になったと考えております。
このメールを貴社の皆様にもご覧いただければ幸いです。
(後略)

--

わたしたちは、コミュニケーションの本質を「共有(情報共有)」に置いています。
ビジネスの現場においてはこの「共有」を、
いかに早く深く分かりやすく正確に齟齬なく多人数(多関係者)に伝達するか
そのスピードとマメさが効率/非効率の勝敗を分けると考えております。

上記メールをいただき、わたしたちとしても気の引き締まる思いです。
この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。

上記いただいたメールをきっかけに、
弊所でも各種対応業務のコスト比較を行おうと思い立ち
作業時間などのコスト統計調査を実施しましたところ
以下の結果となりました。

(A)電話連絡が基本となっているお客様1社あたりに必要な年間平均総コストはいくらか
(B)メール等(※)で連絡するお客様~同上
(AB比較結果)A顧客1社あたり平均コスト10:B顧客1社あたり平均コスト6
※メールだけでなく、LINE公式アカウント(チャットツール)を含みます

弊所は近年、特にコロナ渦以降
原則メールでのコミュニケーションを行うことを推奨するようになりました。
それは特に厳密な根拠などなく、
わたしの直観に基づき所内指示し行っていた施策でしたが
今回ひとつ数値での裏付けができました。
これはお客様、またこのコラムをご覧の皆様にとっても、また弊所にとっても
よいデータと示唆を表す「共有」ができたか、と感じる限りです。

御社においても、もし未だ電話/FAXでのコミュニケーションが主となっている部門があれば
メールその他、あるいは電子データ(EDI)での取引に移行することを
検討されてもよいのかもしれません。

本日もお疲れさまでした。

------------------------------

■直近、前後コラム案内■

※このコラムが最新です。これより新しい記事はありません。

>>> ひとつ古いコラムへ進む Vol.161 - 昔々は先生と呼ばれ、少し前まではパートナーと呼ばれ、10年後は便利な道具と呼ばれているでしょう 2025.03.31

コラム一覧へ戻る

お問い合わせ方法

お電話による問い合わせ

TEL:050-5236-3104
こちらにお電話ください。
担当不在の場合は、後ほど折り返しいたします。


LINEでのご相談

LINE公式アカウントでのご相談対応も承っております。
QRコードをスキャンするとLINEの友だちに追加されます。
QRコードをスキャンするには、LINEアプリのコードリーダーをご利用ください。


メールフォームによる問い合わせ