お世話になります。
の、高橋です。
今回はシステムがもたらす究極のメリット
「負荷分散」についてのお話です。
以下簡素に具体例と注釈を述べるにとどめます。
■たとえば販売管理システム
・操作者は取引など業務の実績や予定を入力する
・システムは操作者の代わりに正しい単価をはじき出し
定められたフォーマットで伝票を書き出す
■たとえば見積管理システム
・操作者は商談の内容を入力する
・システムは操作者の代わりに上長へ稟議通知を行い
上長の代わりに承認却下の通知を部下へ行う
■たとえば文書管理システム
・文書の管理者が印刷/郵送を行う代わりに
システムが文書を対象者に送信する
・システムが文書差し替え、取り下げ、
再配布の連絡業務、配布確認も行う
■たとえばEDI
・客先からの電話/FAX問い合わせを廃止する
(システムへの転記が手間でミスの原因)
・客先は自らWebサイトにて取引に必要な情報の参照を行う
発注/出荷等の取引データを入力してもらえる場合もある
■ECサイトも同様です
・電話、FAXの注文受付を廃止する
・注文者は自ら、注文する商品番号や数量、納期、送付宛先を
Webサイトにて入力し決済まで行う
■自己完結型の負荷分散の例(前倒し)
・暇なうちにシステムの入力やマスタの更新を行っておく
・忙しいときにはメンテ済のシステムデータが自分の業務を助けてくれる
■自己完結型の負荷分散の例(後送り)
・電話は同期型コミュニケーションのため
他の業務と同時には進行できない
・メールやチャットなどは受信時たまたま多忙の場合
「現在進行中の業務が完了した後の自分自身に業務を委ねる」
という負荷分散(後送り)が可能
■業務システムのみならず、
近年のテレビゲームについても同様に負荷分散のメリットを感じます
・ある程度の見切り発車で発売し、デバッグの一部を購入者に任せる
・プログラムの更新適用はプラットフォームに任せる
■図書館にも負荷分散のメリットがあります
・来館者は司書さんに問い合わせる代わりに
自ら検索用パソコンで探す本の情報を入力する
■たとえば街の飲食店
・お客が自らタッチパネルで
商品選択、注文、会計確認を行う
本来お店がしていた仕事の一部をお客に負荷分散しています。
例示としては以上です。
システムは従業員の業務総負担やミスを減らし
職場をいわゆる「効率化」させるものですが
「効率化」とは何か?を考えるにあたり
上記のような「負荷分散」の観点でも評価を行うと
選定の漏れ抜けが少なくなることと存じます。
ご参考になれば幸いです。
本日もお疲れさまでした。
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