お世話になります。
の、高橋です。
外作・内作の別を問わず
自社オリジナルの業務システムを構築することには
「柔軟性」という意味での大きなメリットがあります。
全ての企業には、自社オリジナルの業務ルールが存在します。
それは独自の業務ノウハウであったり、会社の歴史、
取引先要望(取引先は取引先で、それぞれオリジナルのルールがある)への細やかな対応手法
あるいは独自ルール・習慣による手当の計算など
自社特有の事情に沿ったシステムを導入するなら
自社オリジナルにて業務システムを構築することが近道の一つです。
パッケージ・システムの場合、提供元によっては
ユーザ企業独自のカストマイズ(カスタマイズ)を
ある程度施してもらえる場合もあります。
内作するか?外注するか?パッケージか?オリジナルか?
システムを選定する際には選択肢が多くあります。
今回は独自仕様に凝った場合のメリット・デメリットについて
以下述べますので、観点としてご記憶にとどめていただければ幸いです。
■独自仕様に凝った場合のメリット
・導入がスムーズ
読み替え(このシステムの〇〇はウチでいうところの△△で~等)の必要が少なく
操作者の習熟期間が短く済み、運用負荷も小さく済みます
・計上のミスや漏れが減る
自社のルールさえ理解すれば、
その通りにシステムを操作することに集中可能
・取引先や従業員と今まで通りの取引/コミュニケーションが可能
システムが変化したことを理由に対応の品質が一部ケースにおいて下がる、
といった事態が発生しない
・望む精度粒度の統計資料が得られる
期間、区分、抽出条件、対象となるデータの種類など
経営者が見たいものが見られる
■独自仕様に凝った場合のデメリット
・パッケージシステムの場合、バージョンアップ時のコストがより高くなる
(バージョンアップ後に同じカスタマイズを作り直す必要があるケース)
・システムの寿命が短くなる
ソースコードが複雑になり、その結果
システムをメンテナンス、グレードアップできる人員を選ぶシステムとなる
以上他にもメリットデメリットはありますが、
パッケージ的なシステムを導入し「システムに仕事のやり方を合わせる」
独自仕様に凝り「仕事のやり方にシステムを合わせる」
このバランスをどう取るか?についてシステム選定の際には一考の価値ありと存じます。
本日もお疲れさまでした。
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