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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.126 2022.04.15(土)高橋実

内製システムのメリット

お世話になります。
の、高橋です。

今回は「内製システムのメリット」つまり
業務システムを内製(社内の人員のみで構築、運用)することの特徴について
私見を述べたく存じます。

システムは売り物を買うと構築費も保守費も多大な負担となり
企業の経営を圧迫する可能性のあるものです。

わたしたちの提案現場においても
「システムを買ってみたけどダメだった」という失敗談をお聞きすることはよくあります。

本当にシステムが必要なのか?システムの運用に現場が耐えられそうか?を
見極めるのにも、システムを内製するのは有効な手段です。

【内製システムのメリット】
メリット①ジャストフィット
 内製システムは従業員が概要から詳細までを設計するため、
 不必要な機能(作ったけど使わない機能)を減らすことが可能です。

メリット②要求定義の伝達ロスが無い
 内製システムは従業員が従業員あるいは会社のために作るため
 一般のシステム(社外のシステム屋が設計し製作するもの)に比べて
 要件定義に必要なコミュニケーションの量が最小で済みます。
 平易に表現するならば「使う人間が作るのだから、勘違いが無い」システム作りができます。

メリット③変更に強い
 従業員の勤務時間をシステム改修に割り当てるだけで
 即座にシステム改修や仕様変更に着手することが可能です。

メリット④小さく始めることができる
 上記③と同様のメリットとなりますが、
 一般のシステムではコストの問題があり実践しにくい
 「小さく始めて、大きく育てる」計画が実行しやすいです。

メリット⑤試行錯誤がしやすい
 上記③と同様のメリットとなりますが、
 内製システムは、一般のシステムと比較して
 試行錯誤(仕様の前後移動)が模索しやすいです。
 システムとは得てして「使ってみないとわからない」ものです。
 このメリットは内製システムの大きな特徴であるといえます。

メリット⑥なにより安上り
 必要なコストはプログラミング環境構築にかかるものと
 担当者・システム使用者の人件費のみであり
 プログラミング環境であるAccessは1本数万円もせずに調達が可能です。
 PCについても中間グレードのものが1台あればシステム製作が可能です。

【内製システムの前提条件】
・実用に耐えるプログラムが組める従業員がいること
・担当する従業員について、長期にわたる勤続が見込まれること
・担当する従業員について、ロジカルかつ中立な意見表明ができること
・プログラムの試行錯誤ができる環境と作業時間があること

本日もお疲れさまでした。

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