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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.56 2015.08.09(月)高橋実

従業員がカンタンにデータを持ち出しできてしまう時代

お世話になります。
の、高橋です。

何年に一度あるかないかの頻度で
大企業の情報漏洩事件が報道されるのを目にします。
(顧客データを持ち出して名簿業者に売ったり、
転職先での営業に使ったり、あるいは単純ミスでデータが漏れたり)

特にニュースが賑やかであるときに打合せがあると、
「ウチは情報漏洩は大丈夫だろうか?」といった質問を受けます。

個人情報を含まないシステムであったとしても、
品番やロットごと、取引先ごとの単価が外部に漏れると大事です。

でも、わたしたちの正直な意見としましては
「気を付けて従業員を管理するほかにありません」となります。

情報漏洩の防止という観点において、システムが役に立てるのは
 ・個人別IDとパスワードの組み合わせによるログイン
 ・個人別IDごとに、システム利用履歴を時系列で記録する
 ・個人別IDごとに、起動できる機能の制限を行う
 ・個人別IDごとに、閲覧を許す項目の制限を行う
 ・システムのアクセス元(IPアドレスなど)の制限を行う
という程度でしかなく、
出力後の帳票やデータの行き先については制限ができるものではありません。

また、システムは、出力についての制限を厳しくすると、価値が損なわれます。
システムは入力のためでなく、出力のために存在するからです。

システムは、便利さとリスクがトレードオフの関係となります。
情報漏洩については、各利用企業において、
システムではなく人間的要素(文化、契約、その他業務上の工夫)で
対策を行う必要がある時代が来ている、とわたしたちは考えている次第です。

本日もお疲れさまでした。

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