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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.17 2012.01.01(月)高橋実

あなたに提案書・見積書をご説明するのは、単に注文を得るためではない

お世話になります。
の、高橋です。

システムの提案依頼を頂いた場合、大体のケースにおいて
わたしたちより提案書と見積書をご提示することが
依頼回答のゴールとなります。

ただし、提案書および見積書の内容についてご説明を行うのは、
社長さんよりシステムのご注文を頂くためではありません。

システムの提案書・見積書は、言い換えると「設計内容ご確認書」です。

・どのような機能
・どのような項目
・どのような出力
・適用条件、除外条件
・費用(構築費としての一時払い、ランニングとしての毎月払い)
・将来の提案方針(あれば)

「上記の通り、機能から価格までを設計しました」
「これで間違いはないか(過不足が無いか)?」
「本当にこれで使えるんですか?」

システムの提案書・見積書は、上記を問うためのものです。

ハイハイ~とハンコを頂けるのは信頼頂いている証として嬉しくはありますが
 「あくまでわたしたちは外部の人員であり、
  社長さんや従業員、取引先ほどには会社の業務事情を分かっていない」
という事実もあります。

後戻りを一つでも抑え、より確実なシステムの成功を収めるために
今一度、設計内容をお改めいただけますと幸いです。

本日もお疲れさまでした。

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