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全国業務システム相談センター 業務システム・コラムVol.62 2016.02.04(金)高橋実

多機能パッケージシステムの罠

お世話になります。
の、高橋です。

システムの継続した良い運用のためには、
システム担当者たる従業員さんの存在が不可欠です。

システム担当に向いている人は、
 「システムがカバーするすべての業務」
 「システムが提供するすべての機能」
この両方について、一通り詳しい人です。

システム担当は社長さんと現場とシステム屋の架け橋となり、
雑多な要望を一本の筋道に整理し
過不足のないシステムをシンプルに要求する立役者となります。

わたしたちの提供するシステムにおいては、
おおむね担当者とは社長さんのことです。
(社長に、システム担当を兼任していただく、ということです)

それはわたしたちが提供するシステムの機能範囲が狭い場合が多く、
社長さん一人ですべてを把握し
最適な要求を私たちに対して行うことが比較的容易であるためです。

ところが、システムの機能範囲が大きくなると、そうも参りません。
たとえば、社長さんは「経理のことは経理に聞いて」と思ってしまうのが当然だからです。
(大きいシステムは大抵、経理会計の機能がふんだんに付いてきます)

1人あるいは少数の担当者で全容を把握できないシステムを運用することは
「更新の際は使わない機能も更新対象に含めてしまい、ムダな更新費を払い続ける」
「出力が不要な機能で入力をしてしまっている(人件費のムダ)」
「必要な入力が行われていないケースが多発する(集計信頼性の低下)」
という、「企業のシステムによる消耗」という現象が多発してしまい
問題解決には結局システムを丸ごとやり替えないといけない
なんて事態にもなりかねぬリスクを含んでいます。

機能数が多すぎるシステムの提案を受けたら、
「不要な機能を洗い出してメニューから消してくれ」という
カスタマイズ依頼から始めてみるのも良いかもしれません。

本日もお疲れさまでした。

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